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"完全”無利子の借入ではありません。

 新型コロナウィルス感染症の影響を受ける事業者の方向けに

日本政策金融公庫は、特別貸付を実施しています。

 

 コロナウィルスによる影響がいつ収束するか

わからない状況で運転資金に不安を感じておられる事業者の方は

ぜひ早急に検討していただきたい借入です。

 

 先月から今月にかけて、私は顧問先の経営者の方々と

こちらの融資やそのほかの助成金などについての検討を

行っています。

 

 その時に往々にして経営者の方が

勘違いしておられることがあります。

 

 それは

 

 

 

「無利子で借りられる」

 

 

 

と思い込んでおられる点です。

 

 実際、経済産業省のホームページでも

「無利子」とか「実質無利子」とうたっています。

 

 しかし、よくよく読んでみると、違います。

 

 

 

 「完全」に無利子では、ありません。

 

 

 どういうことかといいますと

 

①借り入れ後3年間は、基準利率からマイナス0.9%を

引いた金利になります。

 

 例えば、基準利率が1.11%の場合は、0.21%の利率で

借りることができます。

 

 

 ここで、勘違いが一つ。

 

 0.9%下がった金利は、借入期間中、一定ではありません。

 

 正確には、借入から3年間は、0.21%

 

 その後、4年目からは、1.11%に戻ります。

 

 

 

 二つ目の勘違いです。

 

 ②この特別貸付は、一定の要件にあてはまれば

  後日、利子相当分が戻ってきます。

 

  2020年4月4日時点では、利子補給制度について

 詳細な手続き方法は、発表されていません。

 

 現時点でわかっていることは

すべての事業者が対象ではないということ

(一定の条件があります。)

 

 そして、利子補給制度を利用するとしても

いったんは、利子を払う必要があること。

 

 さらに、利子補給制度で利子が戻ってくるのは

借り入れ後3年間の分ということになります。

 

 だから、「完全」無利子の借入ではありません。

 

 今回の特別貸し付けをされる事業者の方は

その点、ご理解されたうえで

いくら借入するのか

どれくらい元本返済を据え置きするのか

重々、検討してください。

 

 

 ちなみに、4年目以降、利子が元に戻るのは困る方は

日本政策金融公庫以外で、内容の違う借入もあります。

 

 また、それは日を改めて、ご紹介いたします。